セントラル・アート・ギャラリーにて開催しておりました、
【Time Card Gallery27】5月27日に無事終了いたしました。
会場へ訪れてくださった皆様、本当にありがとうございました!
さて、この企画展では、毎年全体のテーマが決められておりますが、
今回の展示テーマは「幻の本」でした。
自分の絵について、会場やSNSでの説明が十分にできませんでしたので、
こちらで少し説明させていただきます。
「幻の本」という言葉から、幻の本をめぐる冒険・今まで読んだ本の中でテーマに沿ったもの……というイメージが浮かびました。
ですが、もっと自分の記憶に結びついたものを描きたい。と考えた時、
「子供の頃に何度も読んだ絵本」の存在を思い出しました。
この絵本の内容としては、
建築家(デザイナーかも?)の動物が確か主人公で、他の動物たちの依頼でデザインした家を建てる。というお話でした。
出てくる依頼人と家が個性的で、例えば、大きな庭のある豪邸を建てたい貴族のブタだったりだとか、果物の中に住むいもむし、毛糸の編み物が得意なクモのマダム……など、他にもいろいろいたのですが、遠い記憶なのであまり覚えていません。
なぜ、この本が「幻」なのかというと、あれだけ気に入っていて、手放すことは無かったはずなのに、探しても見つからないからです。
おそらく海外の作家さんが書かれた絵本で、精密な画風に引き込まれたのですが、検索しても見つからず……私の中で「幻の本」になってしまいました。
子供の頃に絵本を読みながら感じていた、わくわく感が少しでも伝わると嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました!
りすおりす